転職の回数

かつての日本は終身雇用制でした。
1つの会社に入ったら定年までそこに勤めることが美徳でした。
今の社会はそれが崩れて転職をする方も増えています。転職の回数はどれぐらいが良いのでしょうか。

かつての名残で回数が多すぎると、転職の時に不利になると考えておられる方も多いかもしれません。
確かに多すぎるのは少し問題ですが、現在では2回程度の転職では問題視しない企業が増えています。
ある転職サイトが行った企業の人事の方を対象にした調査があります。
それによると2回の転職なら気にならないと答えた方が98%になっています。
3回の場合でも気になると答えた人事の担当者は全体の36%です。

他の調査によると、2回以上の転職を経験した人を採用した企業が85%で、転職の回数はマイナスにならないことが分かります。
これらの調査から分かることは、転職の回数が多くても気にする必要はないということです。
以前の仕事で得た経験や実績を面接の時に的確にアピールできれば、回数が多い方でも新たな転職に成功する可能性は十分あります。
終身雇用制は完全に崩れてしまい、即戦力として働ける人だったら積極的に採用する企業が増えていると言えるでしょう。

別の調査によると、3回の転職経験のある人を採用した企業が30.6%、4回の転職の経験者でも23.5%になっています。
こちらの結果からも転職回数にこだわらない企業の多いことが分かります。
ただし、転職の理由は新たな職場に入るときに面接で必ず質問されます。
きちんと答えられるようにまとめておくことが重要です。

この調査では企業の人事の方に他の質問もしています。
その中で興味深いものは会社を辞めた理由でマイナスになるものです。
一番多いのは「病気になった」で36%です。
病気になったのはある意味仕方がないことですが、転職先ではマイナスになることを頭の中に入れておいた方が良いでしょう。
二番目に多いのは「労働の条件が合っていなかった」で30%です。
この回答から分かるのは、労働条件にこだわる人よりも会社に貢献する人を採用したいという人事の方の願望です。

プラスになる転職の理由もあります。
プラスの中で一番多いのは「仕事のやりがいやキャリアアップを求めて」で66%になっています。
これは肯定的な理由で人事の方が評価するのもうなずけます。

二番目の理由は「会社の経営状況が悪くなった」で23%です。
こちらももっともな理由ですが、一番目の理由の三分の一程度にとどまっています。
これらのことから、転職の理由はポジティブなものが歓迎されることが分かります。